20.3 字牌の出が遅い /

字牌の遅切りから、トイトイやチートイツ狙いが読めます。

普通は19字牌から切ってくる河が多いですけれども、字牌の出が遅いときに狙っている役は限定されます。ホンイチなどの一色手、チャンタ系の手、チートイツ、トイトイ、この4役が代表的な字牌遅切りの河の狙い役として挙げられます。

2m 8s 5m 7p 3z 4z

マンズ、ピンズ、ソウズが全部出ていて、チャンタに必要な 2m 8s 7p が早いですから、チャンタでも一色手でもないということになると、チートイツかトイトイということになります。トイトイの場合には、生牌の字牌が後から出てきて、場に1枚切れの字牌が先に出てくるという特徴があります。なぜかというと、生牌のほうが3枚になる確率は高いからです。チートイツの場合は、生牌を先に切って、1枚切れを後に回すことが多いです。なぜならば、1枚切れのほうが生牌よりもリーチをかけても出やすいからです。チートイツをやっているときとトイトイをやっているときの河の違いは、字牌の生牌が後から出てくればトイトイ、生牌が先に出て1枚切れが後から出てくるとチートイツという基準があります。

1m 3p 5p 7m 9m 5z

ソウズの一色にも見えますが、この後、手の中からマンズかピンズが出てきたらトイトイです。