23.4 配慮のない切り出し /

配慮のない切り出しをする人は和了る気がないと考えられます。

配慮のない切り出しとは、ドラそばの牌を序盤にやたらかぶせて切ってくることです。自分の手が悪いものだから、それぐらいしかやることがないのです。自分の手が良ければ、ドラそばがそんなにたくさん要らなくなるはずがなくて、大事に打っていこうという考え方になります。ドラそばの乱打は配慮がないわけで、場にもかなりいろいろな影響を与えますが、そんなことは気にしていられないということです。

5m 2p 5m 4p 6m 5s

ドラは 4m です。 5m 2p を出して、その後 5m をツモ切りしました。

6p 4s 7p 3m 7p 8m

ドラは 8p です。 6p 4s 7p が手から出てきて、その後、 3m 、そして極めつけはドラ表示牌の 7p をツモ切りました。すると、ペン 7p とかカン 7p が欲しくて待っている人は、ここは入らないとすぐ諦めがついて、ドラを重ねに行くか、そこのカンチャンやペンチャンを外していきやすくなるので、中盤以降、和了りやすくなったりしてしまいます。配慮がありませんが、手が良くないから、配慮していられないということです。そういう捨て牌を作っている人は和了る気がないと考えられます。